この記事では、お水取りの正しい時間の出し方をお伝え致します。
この記事を書いた人:飛鳥宗佑(本命星:一白水星)
2012年よりお水取りを始め、ほぼ毎年お水取りを実行しています。昨年は北方位でお水取りをしました。しかし、悲しい事に2021年は日破の為お水取りができず。
お水取りはいつ行う?
お水取りが可能な時間は、2時間です。しかし、勘違いしてほしくないのは「2時間の間にお水取りを終えなければいけない」ではなく、その「2時間の間にお水を取る」ということです。
例えば、お水取りに可能な時間が11時から13時だとしましょう。その場合11時に家を出発して、13時までに良い方位でお水を取りを終えなければいけないではなく、お水取りが可能な時間が11時から13時だとすれば、その時間内にお水を取ればいいという事です。
ちなみに、ベストな時間は2時間のまん中の時間がベストです。例えば、お水取りに可能な時間が13時~15時だとしましょう。その場合14時にお水を取るのがベストです。
夕方や夜のお水取りは可能?
年によりお水取りに可能な時間が、17時とか21時になる場合があります。他の記事では15時以降陰の気が出るので、15時以降はお水取りは避けた方が良いと書いている場合もありますが、私は違います。
例えば、2017年(一白水星中宮)はお水取りが可能な時間がAM3時~AM5時まで、PM9時~PM11時まででした。こんな時「15時以降は陰の気がでるからやめた方がいい」って記事を見かけると、お水取り止めようってなりますよね。
しかし、実際私は2017年のお水取りをPM9時~PM11時で行いました。まぁその時は南西の吉方位だったんですけど、しっかりと南西の吉効果が現れましたよ。
また、2014年はお水取りの可能な時間がPM5時~PM7時でした。この時も15時以降のお水取りでしたが、しっかりと吉効果が現れました。
こんな感じでしっかりと吉効果を得る事が出来たので、私は15時以降でもお水取りは可能とおススメする事ができます。ただし、「いやでもやっぱり不安だよ」という方は無理にお水取りはしない方が賢明だと思います。
時盤とは?
お水取りは、年盤・月盤・日盤・時盤を全て同じ九星で揃えなければいけません。年盤・月盤・日盤は割とネット検索で出てきますが、時盤の一覧表みたいなのはあまり見かけませんね。時盤は日の九星や陽遁か陰遁かにより変わります。
陽遁、陰遁とは?
陽遁とは冬至から夏至まで、陰遁とは夏至から冬至節までです。
陽遁に入ると九星の廻り方が変わり、一白→二黒→三碧の様に昇順になるのに対し、陰遁だと九紫→八白→七赤の様に降順で廻ります。
まれに、陽遁から陰遁、陰遁から陽遁への切替わりを良くない時期と捉えている方、または良くない時期と言っている人を見かけますがそうではありません。単なる切替わりの日なので、そこまで気にしなくても大丈夫です。良い日か悪い日かは、擇日でしっかり見極めた方が良いでしょう。
陽遁の場合の時盤
陽遁は、冬至から夏至まで。だいたいその年の12月中旬から6月中旬までです。九星は、一白→二黒→三碧の様に昇順で廻ります。
一白・四緑・七赤中宮の日
前日の23時~1時(子の刻)一白水星
1時~3時(丑の刻)二黒土星
3時~5時(寅の刻)三碧木星
5時~7時(卯の刻)四緑木星
7時~9時(辰の刻)五黄土星
9時~11時(巳の刻)六白金星
11時~13時(午の刻)七赤金星
13時~15時(未の刻)八白土星
15時~17時(申の刻)九星火星
17時~19時(酉の刻)一白水星
19時~21時(戌の刻)二黒土星
21時~23時(亥の刻)三碧木星
二黒・五黄・八白中宮の日
前日の23時~1時(子の刻)四緑木星
1時~3時(丑の刻)五黄土星
3時~5時(寅の刻)六白金星
5時~7時(卯の刻)七赤金星
7時~9時(辰の刻)八白土星
9時~11時(巳の刻)九紫火星
11時~13時(午の刻)一白水星
13時~15時(未の刻)二黒土星
15時~17時(申の刻)三碧木星
17時~19時(酉の刻)四緑木星
19時~21時(戌の刻)五黄土星
21時~23時(亥の刻)六白金星
三碧・六白・九紫中宮の日
前日の23時~1時(子の刻)七赤金星
1時~3時(丑の刻)八白土星
3時~5時(寅の刻)九紫火星
5時~7時(卯の刻)一白水星
7時~9時(辰の刻)二黒土星
9時~11時(巳の刻)三碧木星
11時~13時(午の刻)四緑木星
13時~15時(未の刻)五黄土星
15時~17時(申の刻)六白金星
17時~19時(酉の刻)七赤金星
19時~21時(戌の刻)八白土星
21時~23時(亥の刻)九紫火星
陰遁の場合の時盤
陰遁は夏至から冬至節まで。だいたいその年の6月中旬から12月中旬くらいまでです。九星は、九紫→八白→七赤の様に降順で廻ります。
三碧・六白・九紫中宮の日
前日の23時~1時(子の刻)九紫火星
1時~3時(丑の刻)八白土星
3時~5時(寅の刻)七赤金星
5時~7時(卯の刻)六白金星
7時~9時(辰の刻)五黄土星
9時~11時(巳の刻)四緑木星
11時~13時(午の刻)三碧木星
13時~15時(未の刻)二黒土星
15時~17時(申の刻)一白水星
17時~19時(酉の刻)九紫火星
19時~21時(戌の刻)八白土星
21時~23時(亥の刻)七赤金星
二黒・五黄・八白中宮の日
前日の23時~1時(子の刻)六白金星
1時~3時(丑の刻)五黄土星
3時~5時(寅の刻)四緑木星
5時~7時(卯の刻)三碧木星
7時~9時(辰の刻)二黒土星
9時~11時(巳の刻)一白水星
11時~13時(午の刻)九紫火星
13時~15時(未の刻)八白土星
15時~17時(申の刻)七赤金星
17時~19時(酉の刻)六白金星
19時~21時(戌の刻)五黄土星
21時~23時(亥の刻)四緑木星
一白・四緑・七赤中宮の日
前日の23時~1時(子の刻)三碧木星
1時~3時(丑の刻)二黒土星
3時~5時(寅の刻)一白水星
5時~7時(卯の刻)九紫火星
7時~9時(辰の刻)八白土星
9時~11時(巳の刻)七赤金星
11時~13時(午の刻)六白金星
13時~15時(未の刻)五黄土星
15時~17時(申の刻)四緑木星
17時~19時(酉の刻)三碧木星
19時~21時(戌の刻)二黒土星
21時~23時(亥の刻)一白水星
時破に注意!!
時破とは、その時間の干支の反対方向の事。例えば、子の刻ですと、反対は午ですので南は凶方位となり使えないので気を付けましょう。
子の刻:南
丑の刻・寅の刻:南西
卯の刻:西
辰の刻・巳の刻:北西
午の刻:北
未の刻・申の刻:北東
酉の刻:東
戌の刻・亥の刻:南東
正しいお水取りの時間の出し方
ここまで時盤について書きました。ここまで来れば、お水取りの正しい時間の出し方が分かるようになります。
例えば、陽遁で四緑木星中宮の日だとしましょう。その場合時盤も四緑木星に揃えなければいけないので、5時~7時が正しい時間となります。5時~7時間にお水をペットボトルなどに入れれば良いのです。
もう少し例を挙げると、例えば陰遁で二黒土星中宮の日だとしましょう。その場合時盤も二黒土星に揃えなければいけないので、7時~9時が正しい時間となります。
もっと正確なお水取りの時間
ここからは若干マニアックな人向けというか細かい事が好きな人向けへの話です。僕はこうゆうの結構好きなんですけど、お水取りの正確な時間の出し方はずでに伝授したので、読み飛ばす事も可能です。
実は、時間には地方時差と均時差というものがあります。
地方時差とは?
日本とイギリス、日本とアメリカの二国間で時差があるように、日本国内においても時差が存在します。日本の基準は兵庫県の明石市で、東に行くごとに時差が増えていき、西に行くごとに時差が減っていきます。
根室+42.5分
釧路+37.5分
帯広+33分
旭川+29.5分
夕張+28分
岩見沢+27分
釜石+27分
八戸+26分
札幌+25.5分
盛岡+24.5分
花巻+24分
小樽+24分
室蘭+24分
仙台+23.5分
青森+23分
福島+23分
水戸+22分
山形+21.5分
秋田+20.5分
宇都宮+19.5分
酒田+19分
東京+19分
横浜+17.5分
浦和+17.5分
前橋+16分
新潟+16分
甲府+14分
静岡+13.5分
長野+13分
富山+9分
名古屋+7.5分
岐阜+7分
金沢+15分
津+6分
福井+5分
新宮+4分
大津+3.5分
奈良+3分
京都+3分
大阪+1分
西宮+1分
神戸+1分
和歌山+1分
明石0分(基準)
加古川-1分
姫路-1.5分
徳島-2分
鳥取-3分
高松-4分
岡山-4分
高知-6分
松江-8分
松山-9分
広島-10分
大分-13.5分
山口-14分
宮崎-14.5分
熊本-17分
鹿児島-18分
福岡-18分
佐賀-19分
長崎-21分
那覇-29分
※運命の明鑑(増井佐羊子著)から引用
均時差とは?
均時差とは、季節による時差で、例えば2月から3月には最大で-14分ほどの時差があります。また、10月後半から11月半ばにかけては最大で+15分ほどの時差が生じます。詳しくは検索した方が早いようにも思いますが、視太陽時と平均太陽時の時刻差となります。参照:太陽の南中時刻は日によって変わるの? | 国立天文台(NAOJ)
地方時差と均時差を考慮する
2017年のお水取りを例に話します。2017年お水取りが可能な日は、2017年9月12、21、30日でした。この時は陰遁なので、時刻は3~5時と21~23時でした。そして、例えば30日21~23時の間に箱根神社でお水取りをしようとします。
この場合、箱根神社は神奈川県足柄下郡箱根町なので地方時差は+16分。9月30日の均時差は+10分。合計で+26分の時差が生じていることになります。
実際は、26分進んでいるので、21~23時の場合だと正確な時間は、20時34分~22時34分の間にお水を取るが正しい表現となります。また、一番気が充満している時間は真ん中の22時ではなく、21時34分という事になります。きちんと地方時差と均時差を考慮した場合、正確なお水取りの時間はこの様になります。
実際のところ22時にお水をとっていたのでは少し遅いんですね。正確には「21時34分にお水を取る」となります。関連記事:お水取り日記:2017年9月30日in神奈川県箱根町
とはいえ、これは1分1秒など時間を正確に捉えたい人向けのお話です。ここまで読んで頂いてなんですが、真ん中の時間で取っていればほぼほぼ無難です。しかし、こういのもあるんだと言う事を知ってほしいという筆者の想いもありこうして正確なお水取りの時間の出し方を書きました。
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追記情報
2021年10月7日:リンク「お水取り日記:2014年6月27日in島根県出雲大社」「お水取り日記:2017年9月30日in神奈川県箱根町」を追加しました。その他の関連記事を追加。