ビジネスネームを作ったものの
「実際、どこで使えばいいの?」
「名刺やSNSはビジネスネームで大丈夫?」
「銀行口座や契約書もビジネスネームで使える?」
と迷っていませんか?
ビジネスネームは、名刺やSNS、ブログ、郵便物など、さまざまな場面で使えます。一方で、銀行口座や契約、公的な手続きなど、本名との使い分けが必要になる場面もあります。
私は「飛鳥宗佑」というビジネスネームを10年以上実際使い、仕事をしてきました。
この記事では、その経験をもとにビジネスネームはどこまで使えるのか、本名とどう使い分ければいいのかを、実例を交えながら紹介します。
ビジネスネームはどこまで使える?本名との使い分けが基本
ビジネスネームは、思っている以上にいろいろな場面で使えます。
名刺、SNS、ブログ、メール、仕事上のプロフィール、郵便物など、お客様や周囲に見せる名前としてはビジネスネームを使いやすいでしょう。
一方で、銀行口座の開設や各種サービスの本人確認、契約、公的な手続きなど、本人確認が必要な場面では本名が必要になることがあります。
使い分けの考え方は、まずはシンプルです。
- 人に見せる名前はビジネスネーム
- 本人確認が必要な場面では本名
私自身も「飛鳥宗佑」というビジネスネームで10年以上活動していますが、すべてをビジネスネームだけで済ませているわけではありません。
ここからは、実際に私が使ってきた経験も交えながら、銀行口座・名刺・郵便物・SNS・契約書などではどう使えばいいのかを一つずつ紹介していきます。
銀行口座はビジネスネームだけで開設できる?
銀行口座をビジネスネームだけの名義で開設するのは、基本的には難しいと考えておいた方がよいでしょう。
銀行口座を開設するときには本人確認が必要になるため、基本的には本名が必要です。
ただし、個人事業主であれば、銀行によっては「屋号+本名」という名義で事業用口座を開設できます。
たとえば、
ウラナイヤホシゾラ 〇〇〇〇(本名)
という形です。
私自身も、ビジネスネームの「飛鳥宗佑」だけで銀行口座を作っているわけではなく、仕事用の口座では本名との使い分けをしています。
ここで覚えておきたいのは、ビジネスネームを使って活動しているからといって、すべてをビジネスネームだけに統一する必要はないということです。
- お客様に見せる名前はビジネスネーム
- 本人確認が必要な銀行などでは本名
このように使い分ければ問題ありません。
なお、屋号付き口座を作れるか、どのような名義になるかは銀行によって異なります。口座開設前に利用する銀行の条件を確認してください。
クレジット決済はビジネスネームで受けられる?
ビジネスネームで活動していても、クレジットカード決済を導入することはできます。
PayPalなどの決済サービスでは、アカウント開設時に本名や本人確認情報の登録が必要になります。
一方で、お客様に見える部分には、事業者名やショップ名を表示できるサービスもあります。
私自身はPayPalを利用しています。つまり、基本的には、
- 決済サービスへの登録・本人確認は本名。
- お客様に見せる名前は屋号や事業者名。
という使い分けができます。
ビジネスネームで活動しているからといって、決済サービスまでビジネスネームだけで登録しなければならないわけではありません。
なお、クレジットカード決済は、お客様が支払った瞬間に、その金額をすぐ銀行口座から使えるわけではありません。
決済サービスごとに入金サイクルがあり、売上が銀行口座へ振り込まれるまでに時間がかかる場合があります。
そのため、開業したばかりで資金に余裕がない場合は、銀行振込とクレジットカード決済の両方を用意しておくと安心です。
私自身も、銀行振込とクレジットカード決済の両方を用意しています。
お客様によって支払いやすい方法は違うので、可能であれば複数の決済手段を用意しておくと便利です。
※手数料や入金までの日数、表示される名称などはサービスによって異なるため、利用前に最新情報を確認してください。
ビジネスネームで資格は取れる?
これは、資格や検定によります。
実際、私は「飛鳥宗佑」というビジネスネームで神社検定3級を受検し、認定証も「飛鳥宗佑」の名前でいただいています。

このように、民間資格や検定の中には、ビジネスネームで受検・認定してもらえるものもあります。
一方で、国家資格や公的な登録が必要な資格では、本名での登録を求められる場合があります。
たとえば国家資格のキャリアコンサルタントは、登録名簿への登録は戸籍上の本名が必要で、ビジネスネームの併記もできないと明記されています。国家資格キャリアコンサルタント
ですので、「ビジネスネームで活動しているから、資格もすべてビジネスネームで取れる」とは考えず、受験・申込み前に各資格や検定の運営団体へ確認するのが確実です。
私は「飛鳥宗佑」で神社検定を取れたので、ビジネスネームで資格や検定を取得してみたい方は、まず事務局に相談してみるといいでしょう。
ビジネスネームで郵便物や荷物は受け取れる?
私はこれまで、「飛鳥宗佑」宛てで郵便物や荷物を受け取ってきました。
ビジネスネームと本名が同じ苗字であれば問題ありませんが、違う場合はどうしたら良いでしょうか?
配達する人も「あれ苗字が違う」と困ってしまいますよね。
そんな時は住所に本名の苗字で「〇〇様方」と付け加えればビジネスネームで送付してもらっても自宅に届きます。
例えば本名が山田太郎だとして、ビジネスネームが徳井誠人だとしましょう。
東京都千代田区丸の内1-100-111 山田様方
徳井誠人様
とすれば、ビジネスネームでもちゃんと自宅に届きます。(住所は架空の住所です)
〇〇様方と表記する事で、配達の人が「名前は徳井誠人だけど、表札が徳井じゃないじゃないか!」とはなりませんのでご安心下さい。
ただし、本人限定受取郵便など、本人確認書類との一致が必要な郵便物では、本名が必要になる場合があります。
ですので、
- 通常の仕事上の郵便物・荷物 → ビジネスネーム
- 本人確認が必要なもの → 本名
と使い分けると分かりやすいでしょう。
ビジネスネームで名刺を作れる?
もちろん作れます。
むしろ、ビジネスネームで仕事をするのであれば、名刺は積極的にビジネスネームで作って使ってほしいと思っています。
私自身も「飛鳥宗佑」として名刺を作り、沢山の人に渡してきました。
名刺を渡すと、「飛鳥さんですね」と相手に名前を覚えてもらい、その名前で呼ばれるようになります。
ビジネスネームは作っただけではなく、実際に名乗り、使い、人から呼ばれることで少しずつ自分の名前になっていくものです。
そういう意味でも、名刺はビジネスネームを使い始める最初の一歩としておすすめです。
なお、自宅住所を名刺に載せ、ビジネスネーム宛ての郵便物を受け取る場合は、先ほど紹介したように、
〇〇様方
飛鳥宗佑
という形にしておくと分かりやすいでしょう。
ビジネスネームでワードプレスとかブログは立ち上げれる?
もちろんできます。
私自身も、「飛鳥宗佑」というビジネスネームで占い屋ホシゾラのサイトを運営しています。
WordPressで独自サイトを作る場合は、ドメインやレンタルサーバーを契約することになります。
このとき、契約先から本人情報の登録を求められる場合は、正確な本名・住所などを登録しておくのが基本です。
一方で、サイト上に表示する運営者名やプロフィール、記事の著者名などは、ビジネスネームで活動できます。
つまり、
- ドメイン・サーバーなどの契約情報は本名
- サイト上で見せる名前はビジネスネーム
という使い分けです。
WordPress.comのようなブログサービスでも、公開される表示名は本名である必要はなく、ニックネームやブランド名などを設定できます。
ですので、「本名をサイトに出したくないから、ブログを始められない」と考える必要はありません。
ビジネスネームで情報発信したいのであれば、ブログやWebサイトはむしろ積極的に活用していいでしょう。
ちなみに、サイトに記載する特定商取引法に基づく表示については、「ビジネスネームでもできるの?」と思われた方はこちらの記事にまとめています。
参考記事:特定商取引法で本名を出さない方法は?ビジネスネーム・屋号の表示ルール
ビジネスネームでSNSは開設できる?
SNSは、ビジネスネームを使いやすい場所の一つです。
私自身も「飛鳥宗佑」として、InstagramやXなどで発信しています。
特にSNSでは、
- 表示名をビジネスネームにする
- プロフィールにもビジネスネームを記載する
- 投稿でもその名前を使い続ける
ことで、その名前を覚えてもらいやすくなります。
Xでは、表示名に実名だけでなく、ニックネームや企業名なども使用できます。実名をプロフィールに表示する義務もありません。
ビジネスネームを作ったのであれば、SNSは積極的にその名前で発信していいでしょう。
名刺と同じで、発信する → 名前を見てもらう → 覚えてもらう → その名前で呼ばれるという流れを作りやすいからです。
ただし、SNSごとに名前や本人確認に関するルールは異なります。また、当然ですが、他人になりすますような使い方はできません。
ですので、利用するSNSの規約を確認しながら、自分の活動名としてビジネスネームを使うという考え方で運用するとよいでしょう。
ビジネスネームで契約書にサインできる?
ビジネスネームで契約書にサインしたからといって、それだけで契約が無効になるわけではありません。
契約は、基本的には当事者同士の合意によって成立するものです。活動名やペンネームが契約書に書かれていても、それだけを理由に直ちに無効になるわけではありません。
ただし、私ならビジネスネームだけで契約することはあまりおすすめしません。
理由は、もし後からトラブルになったときに、「このビジネスネームは誰なのか」を立証する手間が増える可能性があるからです。
行政書士の解説でも、活動名だけではなく本名との併記が実務上すすめられています。
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ペンネームで契約した契約書は有効?活動名・ハンドルネームで契約するときの注意点 | 【東京都板橋区】坂本倫朗行政書士事務所
契約書の正しい送り方を行政書士が解説。郵送前の確認、送付状の書き方、レターパック、返信用封筒、返送後の確認、電子契約と印紙税まで、初めて契約書を担当する方にも分かりやすく説明します。
sakamoto316.tokyo
たとえば、
飛鳥宗佑(本名:〇〇〇〇)
あるいは、
〇〇〇〇(活動名:飛鳥宗佑)
というように、ビジネスネームと本名を両方記載しておくと分かりやすいでしょう。
つまり契約書では、
普段の活動名はビジネスネーム。
法的に本人を特定するために本名も併記する。
という考え方がおすすめです。
契約の相手方や契約内容によって、求められる本人確認や記載方法は異なりますので、重要な契約では相手方に確認しておきましょう。
契約書にビジネスネームを使うこと自体については、通称・芸名・ペンネームでも、契約当事者を特定できる場合は契約書上使用できるとする法律事務所の解説もあります。
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契約書作成にあたって - 【公式】弁護士法人 ロア・ユナイテッド法律事務所 | 東京都港区虎ノ門
www.loi.gr.jp
参考記事:名前を変えたいが、そもそも代表取締役はビジネスネームを使えるのか?
ビジネスネームで御祈祷を受ける
私は神様に「飛鳥宗佑」を認めて頂きたかったので、神社で御祈祷を受ける際にも「飛鳥宗佑」という名前を使ってきました。
せっかくビジネスネームを作ったのであれば、仕事だけではなく、こうした場面でもその名前を使ってみるのも一つだと思います。
御祈祷では、申込書に名前を書くことがあります。
その際にビジネスネームで申し込み、「飛鳥宗佑」として名前を読み上げてもらう。
これも、私にとっては「この名前を使っていく」という一つの実践でした。
ビジネスネームを作ったばかりの頃は、どうしても「借り物の名前」のような感覚があります。
でも、
名刺に書く。
郵便物が届く。
人から呼ばれる。
そして神社でもその名前を使う。
そうやって使う場面を増やしていくことで、少しずつ自分の名前として馴染んでいきます。
ただし、神社や御祈祷の内容によって受付方法は異なります。ビジネスネームで申し込んでよいか分からない場合は、予め電話などで確認しておくと良いでしょう。
私の場合は実際に「飛鳥宗佑」で御祈祷を受けてきました。
だからこそ、ビジネスネームを作った方には、「作ったなら、とにかく使ってみてください」とお伝えしています。

この時は占い屋ホシゾラでサービスを受けた事がある人を皆、開運へとお導き下さいと導きの神様がいらっしゃる千葉県の猿田神社へお参りに行きました。
※申し込みは「占い屋ホシゾラ」「飛鳥宗佑」でしたが、表記は占い屋ホシゾラのみとなりました。
まとめ|ビジネスネームは本名と使い分けながら、どんどん使おう
ビジネスネームは、思っている以上にいろいろな場面で使えます。
名刺、SNS、ブログ、郵便物など、人に見せる名前としてはビジネスネームを積極的に使う。
一方で、銀行口座や契約、各種本人確認などでは、必要に応じて本名を使う。
基本的には、
- 人に見せる名前はビジネスネーム
- 本人確認が必要なところでは本名
この考え方で使い分ければ分かりやすいと思います。
そして、私が一番伝えたいのは、
せっかくビジネスネームを作ったのなら、とにもかくにも使ってほしい。
ということです。
名刺に載せる。
SNSで名乗る。
郵便物をその名前で受け取る。
人からその名前で呼ばれる。
そうやって使い続けることで、最初は少し照れくさかった名前も、少しずつ自分の名前になっていきます。
私にとって「飛鳥宗佑」がそうだったように。
もし、「こんな場面ではビジネスネームを使える?」という疑問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
まだビジネスネームが決まっていない方へ
ここまで、ビジネスネームの使い方について紹介してきました。
ただ、「そもそも、使いたいと思えるビジネスネームがまだ決まっていない」という方もいるかもしれません。
自分で考え始めると、
「この名前は自分に似合うだろうか」
「仕事の内容と合っているだろうか」
「音や文字、姓名判断まで考えると、どれを選べばいいのか分からない」
と迷うことがあります。
占い屋ホシゾラでは、単に画数の良い名前を当てはめるのではなく、その人が何をしたいのか、どんな仕事をしていくのか、どんな名前なら実際に長く使っていけるのかまで考えながら、ビジネスネームを作成しています。
せっかく作るなら、「この名前を使っていきたい」と思える名前を一緒に探したい。
ビジネスネーム作成について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
この記事を書いた人:飛鳥宗佑(あすかそうすけ)

占い屋ホシゾラ代表/姓名鑑定士
姓名判断・四柱推命を学び、これまで400件以上のビジネスネーム・芸名・屋号などの命名・改名に携わる。名前を画数だけで判断するのではなく、音・文字・生年月日との関係、そしてその名前を持つ人自身まで見ながら読み解くことを大切にしている。
自身もビジネスネーム「飛鳥宗佑」をつくり、命名した方々の変化を見てきた経験から、名前には人を良い方向へ後押しする力があると考える一方、「一つの画数だけで人生や名前を決めつけない」ことを信条としている。
「人を見て、名前を読む。」
姓名鑑定・ビジネスネーム・屋号・社名の命名のほか、四柱推命、お水取りなどを通して、一人ひとりの人生と名前に向き合っている。飛鳥宗佑の詳しいプロフィール