「姓名判断で最強の画数は何ですか?」
鑑定をしていると、そんな質問を受けることがあります。
姓名判断について調べてみると、
- 「15画が最強」
- 「24画は大吉」
- 「31画は最高の吉数」
といった情報を目にすることがあります。
では、本当に「最強の画数」というものがあるのでしょうか。
もしあるのであれば、その画数は誰が使っても同じように良いのか?
私は長年、姓名判断の鑑定を続ける中で、このことについて何度も考えてきました。
そして、ある時から一つの疑問を持つようになりました。
人にはそれぞれ、生まれ持った性質や運の傾向があります。
それなら、名前の画数だけを切り離して「この数字なら誰にでも最強」と考えてよいのだろうか。
そこで私が結び付けたのが、四柱推命でした。
四柱推命では、生年月日や出生時間から、その人が生まれ持った性質や五行のバランスを読み解いていきます。
一方、姓名判断では名前の画数などから、その人の性質や運勢を見ていきます。
一見すると別々の占術に見えます。
しかし、姓名判断を学び、その後に四柱推命を学び、両方を使って鑑定を重ねてきた私は、次第にこの二つには無視できない関係があると考えるようになりました。
だから現在の私は、
「誰にでも共通する最強の画数」を探すのではなく、「その人にとってどの画数が合うのか」
という視点をとても大切にしています。
この記事は、15画や24画、31画といった吉数を否定するためのものではありません。
そうではなく、
「一般的に良い画数」と「自分に合う画数」は、本当に同じなのだろうか。
もう一歩踏み込んで、姓名判断を考えてみたいと思います。
結論|姓名判断の「最強の画数」は人によって違う
一般的には15画・24画・31画などが大吉数とされています。ただ、占い屋ホシゾラでは、誰にとっても共通する一つの最強の画数があるとは考えていません。四柱推命からその人の喜神・忌神まで見ると、同じ画数でも人によって意味が変わると考えているからです。
1.なぜ「最強の画数」に疑問を持つようになったのか
姓名判断を学び始めた頃、私も、
「大吉とされる画数は、やはり良い画数なのだ」と考えていました。
たとえば、総格31画。
姓名判断では、大吉数として扱われることの多い画数です。実際、31画を持ち、その画数の良さが人生に表れているように感じる方もいます。
ところが、鑑定を続けているうちに、少しずつ疑問が生まれてきました。
総格31画を持ちながら、仕事や人間関係、人生の方向性などで長く苦労されている方も、私は何人も見てきたからです。
一方で、同じ31画でも、順調に力を発揮し、その画数の良さがよく表れていると感じる方もいる。
「同じ31画なのに、なぜこれほど違うのだろう?」
これが、私が「最強の画数」という考え方に疑問を持ち始めたきっかけの一つでした。
もちろん、だからといって31画が悪い画数だと言いたいわけではありません。
私が考え始めたのは、
画数そのものの吉凶とは別に、その人との相性があるのではないか。
ということです。
つまり、
「一般的に良い画数」と「その人に合う画数」は、必ずしも同じではないのではないか。
そう考えるようになったのです。
そして、その疑問が大きく動いたのが、姓名判断の後に学んだ四柱推命でした。
2.四柱推命には「喜神」と「忌神」がある
四柱推命では、生年月日と出生時間をもとに、その人が生まれ持った性質や運の傾向を読み解いていきます。
その中でも重要な考え方の一つが、
木・火・土・金・水という五行
です。
人は一人ひとり、生まれ持っている五行の強さやバランスが違います。そして、ここが大切なのですが、四柱推命では、
「足りない五行を単純に補えばよい」
とは考えません。
命式全体を見ながら、その人にとって何が良い働きをするのかを判断していきます。
四柱推命では、その人にとって良い働きをする五行を「喜神(きしん)」、反対に好ましくない働きをする五行を「忌神(ぎしん)」と呼びます。
たとえば、ある人にとって「火」が喜神になることがあります。ところが別の人にとっては、同じ火が忌神になることもあります。つまり、同じ五行であっても、その人によって意味が変わる。ということです。
- 火だから全員に良い。
- 水だから全員に悪い。
そういう見方ではありません。
その人が何を持って生まれてきたのかによって、必要なものが変わります。私は四柱推命を学んだとき、姓名判断で長く感じていた疑問と、この考え方がつながりました。
人によって必要な五行が違うのなら、名前に必要な画数も人によって違うのではないか。
そう考えるようになったのです。
3.姓名判断の画数と十干十二支を重ねて見る
では、四柱推命の喜神・忌神と、姓名判断の画数はどこでどうつながるのでしょうか。
占い屋ホシゾラでは、画数を単なる数字として見るだけではなく、十干十二支との対応からも見ています。
「31画」という画数にも、それに対応する十干十二支があるということです。
- 四柱推命では、その人にとって何が喜神なのか、何が忌神なのかを見る。
- 姓名判断では、画数がどの十干十二支に対応しているのかを見る。
この二つを重ねることで、
「その画数が、その人にとってどのような意味を持つのか」
を、もう一段深く考えることができます。
ここまで説明すると少し難しく感じるかもしれないので、実際に一つの画数を使って見てみましょう。先ほどから例に出している31画です。
4.31画を十干十二支で見ると「甲午」になる
占い屋ホシゾラでは「誰にとっても共通する最強の画数」はないと考えています。
占い屋ホシゾラでは、31画は十干十二支で表すと、「甲午(きのえ・うま)」とします。
ここが、私が「最強の画数は人によって違う」と考えるうえで非常に重要なところです。四柱推命では、「甲」がすべての人にとって良いわけではありません。ある人にとっては、甲が喜神になることがあります。しかし、別の人にとっては、甲が忌神になることもあります。

【姓名判断・四柱推命】数字「31」が持つ、あなたにとっての本当の意味とは?
姓名判断において31画は一般的に大吉数とされますが、四柱推命の観点からはあなたにとって「喜神(良い影響を与える要素)」となるか、「忌神(悪い影響を与える要素)」となるかが異なります。このグラフィックは、金色の絡み合った円と、自然のモチーフ(枝と雲)によって、複雑で流動的な運命の糸を視覚化しています。人によって吉凶が異なる、その真実を洗練されたデザインで表現しました。
「午」についても同じです。午が喜神になる人もいれば、忌神になる人もいる。そう考えると、31画=甲午という同じ画数であっても、それを持つ人によって見え方が変わる可能性があります。
たとえば、甲や午がその人にとって喜神であれば、31画はその人との相性を考えるうえで非常に興味深い画数になります。
一方で、甲や午がその人にとって忌神となる場合に、「31画は大吉数だから、この人にも無条件で最強」と私は判断しません。
これは、31画そのものの吉意を否定する話ではありません。31画が一般的に持つ意味と、31画を構成する十干十二支が、その人の命式にとってどうなのか。その両方を見るということです。
すると、「31画は良い画数なのか?」という問いから、「31画は、この人に合う画数なのか?」という問いに変わってきます。
少しややこしいと感じるかもしれません
ここまで読むと、「31画一つを見るだけでも、甲や午、喜神や忌神まで考えるの?」と感じる方もいるかもしれません。
実際の鑑定現場では、単純ではありません。
四柱推命の命式を見て喜神・忌神を判断し、そのうえで姓名判断の画数と重ね合わせる必要があります。
だから私は、画数表だけを見れば、自分にとっての最強の画数が簡単に分かるとは考えていません。
しかし、こうした複数の要素を一つずつ重ねて判断していくことも、鑑定士の仕事だと思っています。この記事では、考え方を分かりやすくするために31画だけを例として取り上げています。大切なのは、すべての対応表を覚えることではありません。
同じ31画でも、その人によって見え方が変わる可能性がある。
まずは、その考え方を知っていただければ十分です。
5.占い屋ホシゾラが考える「喜神画」とは
ここまでお話ししてきた考え方を、占い屋ホシゾラでは姓名判断に取り入れています。私は、その人にとって喜神となる十干十二支に対応し、さらに姓名判断としても吉となる画数を、
「喜神画(きしんかく)」
と呼んでいます。
一般的な姓名判断でいう「吉数」と「喜神画」は、似ているようで少し違います。
吉数は、画数そのものが持つ吉凶を見るものです。
一方、喜神画は、その画数と、その人自身との関係を見ます。
ですから、私はどちらか一方だけを見て名前を判断するのではありません。一般的にも良い画数であり、なおかつその人にとって喜神となる要素を持つ。その両方が重なる画数であれば、その人にとって非常に有力な候補になります。
逆に、一般的には大吉数として有名な画数であっても、その人の命式まで見た結果、別の画数を優先することもあります。これが、私の考える「その人に合う画数」です。
喜神画は「早見表」ではない
ここで一つ注意しておきたいことがあります。喜神画は、「自分には木が足りないから、木に対応する画数を選べばいい」という単純なものではありません。
四柱推命では、少ない五行が必ず喜神になるわけではないからです。
命式全体を見なければ、その人にとって何が本当に喜神なのかは判断できません。
さらに、その喜神に対応する画数が分かったとしても、姓名判断として吉となる画数を選ぶ必要があります。そのため、喜神画は単なる「画数の早見表」ではありません。私は、四柱推命でその人自身を見ることと、姓名判断で画数を見ることを重ね合わせるという考え方そのものを大切にしています。
6.今一度、「姓名判断の最強の画数」について考えてみよう

「姓名判断で最強の画数は何画なのか?」そうやって調べてみるのも、姓名判断の楽しみ方の一つだと思います。
15画、24画、31画……。大吉と呼ばれる画数を見て、
- 「自分の名前にもこの数字がある」
- 「名前を付けるなら、この画数がいいのかな」
と考える。それも姓名判断のおもしろさです。
ただ、ここまでこの記事を読んでくださった方なら、最初に「最強の画数」と調べたときとは、少し違った見方になっているのではないでしょうか。
31画は、大吉数とされる画数です。しかし、占い屋ホシゾラでは31画を「甲午」としても見ます。そして四柱推命では、甲や午が喜神になる人もいれば、忌神になる人もいます。
そう考えていくと、「最強の画数は何画なのか?」という問いは、「自分にとって最も合う画数は何画なのか?」という問いに変わっていきます。
姓名判断は、画数表を見て吉凶を調べるだけでも楽しめます。
でも、もう一歩踏み込んでみると、とても奥の深い世界があります。私は姓名判断を学び、その後に四柱推命を学び、長年鑑定を続けてきた中で、姓名判断と四柱推命は、完全に切り離して考えるものではないのではないかと思うようになりました。
そして現在、その人にとって良い働きをする喜神と姓名判断の画数を重ねて見る「喜神画」という考え方を、占い屋ホシゾラ独自の視点として大切にしています。
私は、「31画は最強ではない」と言いたいわけではありません。
31画が、その人にとって本当に素晴らしい画数になることもあります。
ただ、それを考えるためには、画数だけではなく、その人自身を見る必要がある。そう考えています。
さて。
あなたにとっての「最強の画数」は、本当に何画なのでしょうか。
あなたにとっての「最強の画数」を知りたい方へ
この記事では31画を例に、四柱推命の喜神・忌神と姓名判断の画数を重ねて考える、占い屋ホシゾラの「喜神画」という視点を紹介しました。
実際の鑑定では、生年月日から四柱推命を見たうえで姓名判断と重ねながら、あなたにとってどのような画数が合うのかを考えていきます。
一般的な吉数だけではなく、「自分に合う画数を知りたい」という方は、占い屋ホシゾラの姓名判断をご覧ください。
この記事を書いた人:飛鳥宗佑(あすかそうすけ)

占い屋ホシゾラ代表/姓名鑑定士
姓名判断・四柱推命を学び、これまで400件以上のビジネスネーム・芸名・屋号などの命名・改名に携わる。名前を画数だけで判断するのではなく、音・文字・生年月日との関係、そしてその名前を持つ人自身まで見ながら読み解くことを大切にしている。
自身もビジネスネーム「飛鳥宗佑」をつくり、命名した方々の変化を見てきた経験から、名前には人を良い方向へ後押しする力があると考える一方、「一つの画数だけで人生や名前を決めつけない」ことを信条としている。
人を見て、名前を読む。
姓名鑑定・ビジネスネーム・屋号・社名の命名のほか、四柱推命、お水取りなどを通して、一人ひとりの人生と名前に向き合っている。飛鳥宗佑の詳しいプロフィール