僕が30歳くらいの時、なんかもっと上に行きたかった。
仕事は上司にも恵まれ順調に昇進し、家庭も長女が生まれたりと、仕事と家庭は上手く行っていっていたが、イマイチ収入が増えないことに納得がいってなかった。
ありがたいことに、休日が多い方だったので、時間はあった。でも、時間があって金が無い方だった。
なんかもやもやしていた僕が「どうにかできないか？」ということで、「もう一つ仕事をしよう」という結論にたどり着く。
ということで、会社に内緒で派遣のアルバイトをしてみた。
一応バレたらこまるので、事前調査したところ、日払いならバレないということが分かった。
ということで日払いの派遣を選んだ。日払いは良かった。すぐお金がもらえるから助かった。でも、問題が一つ。
普段なら社員として働いているから、どっちかって言えばバイトを使ったりする方。でも、派遣のバイトだと使われる方。
なんか命令されてイラっと来る自分がいることに気が付いた。
あと、居場所がない。皆初対面の人ばっかで、普段なら仲のいいバイトの人がいたけど、話す人も居場所もない。だから、休憩時間が苦痛だった。
疲れるし、お金をもらえるのはいいけど、充実感はクソで全くなかった。
とにもかくにも早く帰りたかった。派遣先の社員の人から「今日残れる？」って残業の要請があってもウソをついて帰った。
結局、派遣の仕事は2ヶ月くらいで辞めた。
という事で、なんかもっといい方法はないかなって考えた。思いついたのは「家で仕事をしたい」だった。
そんなある日、メルマガを購読していた占い師の人が姓名判断の講座を開講するという事で、自分も習うことにした。
正直あまりお金はなかったし、当時の僕には高額だったけど、その人のメルマガが面白かったこと、鑑定を受けたことがあるってこと、珍しい姓名判断を習いたいっていう好奇心の方が強かったんで、思い切ってクレジットカードを切った。
スカイプでの講座だった。僕がパソコンの前に座り、師匠の言う事をメモしながら教わるのだ。姓名鑑定の仕方から、ビジネスネームの作り方、屋号・社名の作り方、命名の仕方などを習う。
師匠もビジネスネームを使って本を出したりしていたので、なんとなくビジネスネームで開運できるというのは肌で感じていた。
屋号や社名の良いところは、生年月日を選べるところ。
人の場合、大吉の生年月日に生まれたくても選べない。でも、屋号・社名は違う。始めるタイミングを良い日に設定ができる。
そう習った僕は早速「飛鳥宗佑」と「占い屋ホシゾラ」を作った。先に飛鳥宗佑での活動は始めていたが、満を持して「良い日」でもって開業届けを提出し、これで仕事をとって行こうと決めた。占い屋ホシゾラとしての銀行口座も作りいよいよ事業のスタートである。ちなみに、この時まだ自分は会社員ですよ。
驚いたことに、占い屋ホシゾラをはじめてすぐに仕事がきた。
ホントビックリした。
姓名判断講座で、スタートダッシュが切れると習ってはいたけど、こんなにも早く仕事が来るなんて・・・。
入籍日鑑定の依頼で2,000円の収入だったけど、必死にアドバイスをした。
派遣の時はカネはもらえるけど、やりがいがクソだった。けど、今は2,000円だけど好きな占いで収入を得れていること、誰かの役にたっているっていう充実感がハンパなく嬉しかった。
これは本業でも得られない充実感だった。本業は、サラリーマンで収入は約束されている。どこかで多少手抜きをしてもあまり害はないし、それなりの立場にいたので怒る人もいない。でも、この全部自分の裁量で仕事ができる充実感がホント嬉しかった。2,000円の鑑定料金でも。
そんなこんなで、もっとアクセスを集めるにはなど色々勉強し、今では占い屋ホシゾラのお陰で年収が50％増えた。
欲を言えば、会社員を辞めてもいいくらい占い屋ホシゾラの売り上げがあれば良いんだけど、推薦してくれた上司のことを思うとなかなか踏ん切りがつかないところがある。
だから、決めたのは、両方充実させようということだった。この仕事なら無理なく、休日に2,3時間くらい作業するだけで済むし、極端に仕事が来ないよう単価も上げた。
ということで、飛鳥宗佑は、サラリーマンこそもう一つの収入減を持つべきと思うし、ビジネスネームや屋号・社名で開運ができると思う訳です。
なんか、もっと上にあがりてぇ～って思うなら、自分で事業を立ち上げればいいんですよ。やってみなはれ、あんたが諦めない限り絶対結果は出るから。俺だって結果は出せたんだから、あんたにもできる。これは間違いない。
